ふぅ。病んでいる時って、これが欲しい!とかあれが必要なんだ!とか思っていないのに無意味な買い物を繰り返してしまいがちである。
そういうときは買い物を終えたはずなのにハッピーじゃない。
物色しているときも謎の焦燥感が心臓や動脈を這う。
アンハッピーショッピングの世界へようこそ。
顔は一つしかないのに私は一体何個リップを買うつもりなのだろうか。もう、唇が3つついている人間になってみたいと思うほどだ。
だけども、国内と海外じゃ微妙に色出しが違ったりする。
通しか気づかないけどそんなことに悦に入ってしまう自分がいるのだ。まるで馬鹿殿様だ。
幸せじゃないときに限って、ものを欲しがる。
本当に必要なのは見えないものではないか?
分かっているのに、縋り付いてしまう。
無味乾燥