ううん・・・・・・・お医者様♡なんて思った私がバカだった。
彼は将来医者になるべく医学部へと進学した男。仮にHくんとしよう。知り合いの医者から紹介された。私の周りにはなぜか医療関係者が多い
Hくんは勉強熱心で、常に参考書を持ち歩くような男であったし、見た目も清潔感溢れるまさに医者、といった風貌でチャラさとは無縁の男だった。はず
なのだが、
ついに彼と一線を越えて早半年が経とうとしていた時だろうか。
おもむろにHくんは言った。
「ねぇ、ツジョンちゃんの血、見せてくれない?」
「・・・えっ」
皿ではない。それは料理を彩る器ではない。血だ。怪我したときや緊急時にあふれ出てくるあの・・・(膝の皿見せて?と言われたとしてもそれはそれでおかしい)
どぅえええええええええええええええええええええええええええええええええ
と心の中で悲鳴がとどろいた。
「え・・・・?Hくんどうしちゃったの??やだなぁ~」
「ん?ぼくは本気だよ?ツジョンちゃんはどうなの?こういうの嫌いなの??」
え、こいつサイコパスじゃん・・・・・・・・・・
と私は真っ青だった。
今より幼かったのもあり、一応「どこをどうするの?」と聞くと
「手始めに二の腕の内側からどう??ちょっと切るだけだから・・・・」と言われ
「ごめん・・・・・・・・・!用事思い出した!!!!」
とだけ言い、Hくんの家を後にしたことを覚えている。
・・・
やばくない?
医学部の男、やばくない????????????
いや、Hくんがやばい男だっただけで、医学部の男が全員ああだとは言ってないけど、やばくないか・・・・・・・・・・・・・・・?
こんなこと暴露して、私は一体何がしたいんだろう。恥ずかしい・・・・好評であればつづけますね。