メランコリーⅠ型

まとまりのない人

【ハッピークリスマス】若いとなぜ悲劇のヒロインになりたがるのか

お題「#買って良かった2020

お題「捨てられないもの」

 

若いと苦しいは似ている。幼さゆえに物事を深く考えすぎたりうまく対処ができなかったりする。

 

 

これから私が十代だったときの話をしようと思う。

 

私は悲劇のヒロインシンドロームだった。不幸なことが起こると人の倍は悲しみ、苦しくて抜け出したいのに不幸を待ち望んているかのような複雑な感情で青春時代を送っていた。悲劇や不幸が起こると傷つくのに落ち着くのである。不思議と。これは個々の性格や家庭環境や生育環境によると思うけど、私はそうだった。

 

大人になってそういうことはなくなったが、十代の揺れ動きやすさは一種のメンタルヘルスだと思っていいと思う。ホルモンバランスが崩れやすいのもあるけど、体や精神が成長途中のためちょっとしたことでグラグラと揺れ動いてしまう。

 

十代の頃なぜ悲劇のヒロインシンドロームだったかというと、上記のことに加え悩んでいても生活が成り立つことと、頭で考える時間が存分にあることと、それに落ち込んでしまわないくらいの体力と気力があったからだと思う。

 

どこかで完全にだめにならないことがわかり切っていたから、そんなことに耽っていられたのだと思う。つまりはほんとに悲劇のヒロインごっこだったということ。

 

 

十代の頭の中って怖いなぁ……