私には母親がいる。生まれてからずっと、多分、意識せずとも一番影響を受けている存在だと思う。
そんな母に、私はたびたび失望してしまう。
どうしてだろう、とシナストリーをつくり、それを覗いてみた。
まさに、納得のいく結果がそこにはあった。
母と私はグランドクロスという相性だった。
グランドクロスとは、簡単に言えば4つの惑星や星座でできる四角形のことで、その四角形の枠からなかなか這い出ることのできない相性のこと。つまり腐れ縁になりやすい。
まぁ、母親なので腐れ縁もへったくれもないが。
そしてそのグランドクロスを構成している天体を観察したところ、とても納得のいく結果が出た。
母親は太陽と海王星がオポジション、そしてそこに天王星がスクエアになっているTスクエア持ち。
そのTスクエアの欠けた一部分に、私の月が綺麗に乗っていたのだ。
月星座は、7歳くらいまでの幼少期や、生理的な反応、完全なる素の自分などを意味する天体。
これだけでも納得したのだが、さらにすごいことに
その月星座のサビアンシンボルが、落胆させられた大聴衆というシンボルで、期待をかけたのに失望させられる、というシンボルなのである。
ねぇ、もう。
私の母親に対する感情そのもので、本当に驚いた。
これだから西洋占星術はやめられない。